生ごみ処理機は便利な家電と言われていますが、人によっては「いらない」と感じる場合もあるようです。もともと生ごみの量が少なくて処理に困っていない人や、生ごみのニオイやコバエに困っていない人にとっては、生ごみ処理機は便利だけどなくても困らないもの、つまりいらないものになるかもしれません。
このような人が「便利そうだから」という理由だけで生ごみ処理機を購入した場合、メリットよりもデメリットのほうが大きく感じてしまい後悔してしまう可能性も。そうならないために、この記事では生ごみ処理機の9つのデメリットを徹底解説!生ごみ処理機はどういう人にとっていらないものになるのか、詳しくお伝えします!
生ごみ処理機はいらない?こんな人はいらないかも…

生ごみ処理機はいわゆる白物家電と呼ばれる家電です。白物家電とは、主に日常生活に用いられる生活家電のことで、家事の負担を減らす役割を担っています。白物家電を日々の生活に活用することで、毎日の家事が楽になったり生活の水準が上がったりするなど、暮らしが豊かになります。生ごみ処理機もそんな白物家電のなかのひとつなので、あればとても便利な家電と言えるでしょう。
ですが、一人暮らしかファミリーか、自炊中心かそうでないか、生ごみ処理にかかる手間や悩みはどれくらいかなど、それぞれの生活スタイルや生ごみ処理への考え方によって生ごみ処理機がいるかいらないか判断が違ってきます。以下、生ごみ処理機がいらない人はどんな人なのかまとめました。
- 生ごみの量が少ない人
- 生ごみの処理に困っていない人
- ごみ出しの回数が多くても億劫に感じない人
- 生ごみのニオイが気にならない人
- 生ごみに発生するコバエが気にならない人
- 家庭菜園やガーデニングをしていない人(堆肥が必要ない人)
以上のような人は生ごみ処理機を購入してもメリットを感じないかもしれません。それどころか次のようなデメリットを感じてしまう可能性があるので、買ってから後悔しないためにもしっかり確認していきましょう。
後悔しないために知っておきたい!生ごみ処理機のデメリット9つ

生ごみ処理機を導入することには、いくつかデメリットも存在します。便利だと思って購入したのに実際にはいらないものだった…と後悔することがないように、以下のデメリットを考慮して自分に合った選択をすることが重要です。それでは生ごみ処理機のデメリット9つをひとつひとつ確認していきましょう。
デメリット①生ごみ処理機の導入や維持に費用がかかる
まず、生ごみ処理機の導入には費用がかかります。当然ですが、生ごみ処理機本体を購入するために費用が必要です。
また、生ごみ処理機によっては維持費として消耗品の交換費用がかかる場合があります。UVランプや脱臭フィルターなど消耗品が付属している製品は、それらが消耗した場合に新しいものへ交換しなければなりません。
それから、生ごみ処理機には電気を使わないコンポストタイプのものと電気を使用する電動タイプのものがあります。電気を使用する電動タイプの生ごみ処理機は消費電力がかかるので、ランニングコストとして電気代が必要です。
以上のように、生ごみ処理機の導入や維持には費用がかかるため、予算に制約がある場合は慎重に考える必要があります。
デメリット②生ごみ処理機のお手入れやメンテナンスが必要
一般的な生ごみ処理機は定期的なお手入れやメンテナンスが必要です。不適切に使用すると、機器の故障やニオイの発生の原因となる場合があります。
生ごみ処理機によっては容器を水洗いしたりフィルターを交換したりなど手間がかかる場合があるため、それらのお手入れやメンテナンスが面倒だと感じる人は生ごみ処理機を購入して後悔するかもしれません。後悔しないためには、できるだけメンテナンスフリーの生ごみ処理機を選ぶ必要があります。
デメリット③生ごみ処理機の置き場所が必要
生ごみ処理機には置き場所として一定のスペースが必要です。特に電動タイプの場合は屋内設置が基本なので、生ごみを効率的に処理するためにはキッチン周辺に置き場所を確保しなければなりません。生ごみ処理機のなかには本体サイズが大きいものもあるので、狭いキッチンに置きたい場合はコンパクトなものを選ぶ必要があります。
また、コンポストタイプの生ごみ処理機は屋外設置が基本です。屋内に設置できないため、アパートやマンションなど住宅の状況によっては導入が難しいかもしれません。
デメリット④生ごみ処理中のニオイが気になる
生ごみ処理中は、ニオイが発生する可能性があります。特に生ごみ処理機が十分に生ごみを分解しきれていない場合や、お手入れ・メンテナンスが不適切な場合にニオイが気になることがあるようです。
生ごみのニオイを何とかしたくて生ごみ処理機を購入したにもかかわらず、生ごみ処理中のニオイが気になるのでは後悔してしまうことになるでしょう。後悔しないためには脱臭性能が高い生ごみ処理機を選ぶことが大切です。
デメリット⑤生ごみ処理中の音が気になる
生ごみ処理機は稼働時に運転音を発します。電動タイプの生ごみ処理機はモーターが動くため、音に敏感な人はストレスを感じてしまうかもしれません。住宅環境によっては、生ごみ処理中の音が周囲に影響を与える可能性があることも考慮する必要があります。
生ごみ処理には一定の時間がかかるため、生ごみ処理機に1日分の生ごみをセットして夜に稼働させ、朝に中身を処理するという使い方をする場合もあるでしょう。そのような場合は、夜でも音が気にならない静音性の高い生ごみ処理機を選択するべきです。
デメリット⑥対応していない生ごみは仕分けが必要
生ごみ処理機には、製品によって処理できない生ごみが存在します。例えば、骨や卵の殻などは一部の製品では処理できないため、別途仕分けが必要です。対応していない生ごみを仕分けする作業が面倒に感じる人は、できるだけ入れられる生ごみの種類が多い製品を選ぶようにするなど注意が必要です。
デメリット⑦大きい生ごみはカットが必要
生ごみ処理機に入れられる生ごみの大きさには、処理できる目安のサイズがあります。大きな生ごみを処理する場合、製品によっては事前にカットする必要があるため、その手間がかえって面倒だと感じる人もいるでしょう。
デメリット⑧定期的に生ごみをかき混ぜなければならない
バイオ式の生ごみ処理機やコンポストタイプの生ごみ処理機など、生ごみ処理機のなかには生ごみを均等に分解させるために定期的にかき混ぜなければならない製品があります。忘れがちな場合は生ごみの分解が進まず、ニオイやコバエが発生することがあるので注意が必要です。
定期的に生ごみをかき混ぜる作業が手間だと感じる人は、自動で撹拌するタイプや乾燥式の生ごみ処理機を選ぶようにすると後悔がないでしょう。
デメリット⑨生ごみが堆肥化するまで時間がかかる
生ごみ処理機による堆肥化には時間がかかる場合があるので注意が必要です。処理の進み具合には生ごみ処理機それぞれ個体差があり、コンポストタイプのものだと堆肥化が完了するまでに数週間から数か月かかることもあります。
生ごみを素早く処理したい、すぐに堆肥化したい人は、分解処理能力が高く堆肥化するまで時間がかからない生ごみ処理機を選択すると安心です。
生ごみ処理機はいらないなんてウソ!あると便利な4つのメリット

ここまで生ごみ処理機のデメリットについてお伝えしてきましたが、実際にはデメリット以上に多くのメリットがあります。生ごみ処理機が白物家電として普及している理由は、やはりその便利さです。以下では、生ごみ処理機を利用する4つのメリットを紹介します。
メリット①ごみの量が少なくなる
生ごみ処理機を使うと生ごみのかさが減るため、全体的なごみの量が少なくなります。その結果ごみ袋の消費量も減らすことができ、ごみ袋の購入費用も節約可能です。
また、ごみ箱にごみが溜まりにくくなるのでごみ袋の交換回数が減り、ごみ出しの回数も少なくなります。ごみに関する手間や労力を大幅に軽減できるのが大きなメリットです。
メリット②生ごみのニオイが気にならなくなる
生ごみは自然に分解される過程でニオイが発生することがあり、時間が経つにつれてニオイがどんどん強くなっていくものです。そのため、ごみ出しの日まで日数が開いてしまうとごみ箱を開ける度にニオイが気になってしまったり、場合によってはごみ箱を閉じているときでもニオイが漏れ出したりすることも。
ですが、生ごみ処理機を使えば生ごみのニオイが気にならなくなります。生ごみをバイオ(微生物)の力で分解したり乾燥させたりすることで素早く処理できるため、ニオイの発生を防ぐことができるのです。
メリット③生ごみにコバエが発生しにくくなる
生ごみに関する悩みのひとつに、コバエの発生があります。コバエはどこからともなく発生し、ごみ箱の中や周辺に卵を産み付けてどんどん増えていきます。生ごみの放置時間が長くなればなるほどコバエが増加しがちです。特に夏場はコバエの対処に悩まされることが多くなるでしょう。
一方、生ごみ処理機の場合は生ごみを完全密閉して水分のない状態にまで処理するため、コバエが発生しにくくなります。
メリット④生ごみを堆肥として活用できる
生ごみ処理機によって堆肥化された生ごみは、有機肥料として活用することができます。家庭菜園やガーデニングを行っている人にとって、処理後の生ごみが堆肥として活用できるのは大きなメリットです。生ごみには豊富な栄養素が含まれているため、栽培している植物の実付き花付きが良くなる効果が期待できます。
生ごみを堆肥化することでごみの量が減らせるだけでなく有機肥料の購入費用も節約できるため、まさに一石二鳥のメリットと言えるでしょう。
生ごみ処理機のデメリットを解消したおすすめ製品

生ごみ処理機には以下のような9つのデメリットがあることをお伝えしました。
- 生ごみ処理機の導入や維持に費用がかかる
- 生ごみ処理機のお手入れやメンテナンスが必要
- 生ごみ処理機の置き場所が必要
- 生ごみ処理中のニオイが気になる
- 生ごみ処理中の音が気になる
- 対応していない生ごみは仕分けが必要
- 大きい生ごみはカットが必要
- 定期的に生ごみをかき混ぜなければならない
- 生ごみが堆肥化するまで時間がかかる
生ごみ処理機にはいくつか処理方式があるため、上記のデメリットがすべてのタイプの生ごみ処理機に当てはまるわけではありません。これらのデメリットを解消した生ごみ処理機も数多く登場しています。
なかでも群を抜いておすすめな製品が生ごみ処理機ワンニャクスルです。ワンニャクスルは同メーカーから販売されている生ごみ処理機ナクスルの上位モデルとして登場した製品で、上記のデメリットのほとんどをクリアしています。以下、生ごみ処理機ワンニャクスルのメリットを簡単にまとめました。
生ごみワンニャクスルが他の生ごみ処理機と違うところは、バイオ式と乾燥式のメリットをあわせ持ったハイブリッド式だというところです。バイオ(微生物)の力で分解しながら生ごみを乾燥させて処理するため、できた堆肥は動物に荒されにくい良質な有機肥料になります。それから、犬・猫のうんち(ペットのふん)を処理できるところが革新的な生ごみ処理機です。
脱臭性能や静音性も高いため、処理中もニオイや音が気になりません。屋内にはもちろん、雨にさらされない場所なら屋外にも設置可能です。生ごみを入れるだけで全自動処理が行われ、処理中にかき混ぜたり処理後に取り出したりする手間もありません。お手入れは基本的に必要なく、メンテナンスもUVランプが消耗した場合のみ。消費電力も60Wと低いため、電気代も安く済みます。
このように生ごみ処理機ワンニャクスルはメリットだらけの製品ですが、ワンニャクスルにもデメリットがあります。
生ごみワンニャクスルは本体サイズが大きいため、置き場所としてスペースが取れない場合は買って後悔するかもしれません。また、生ごみ処理機のなかでは価格が高いこともデメリットと言えます。ですが、性能の高さや使いやすさから総合的に判断すると、生ごみ処理機ワンニャクスルはその価格に十分見合った価値があるでしょう。